司法書士試験は、独学で合格する人は少なく、基本的には予備校や通信講座を利用して学習する試験です。
特に、試験範囲が非常に広く、内容も難しいため、やみくもに勉強しては合格が難しいでしょう。士業の難易度の中では、難関に分類されています。試験に出やすいポイントを効率よく押さえながら勉強していく必要があります。
予備校や通信講座では、難解な法律の内容を分かりやすく噛み砕いて解説してくれます。さらに、出題頻度の低い分野を整理し、学習の負担を減らすといった受験テクニックも教えてもらえます。
独学では得られないこうした工夫が、合否を大きく左右します。
そのため、司法書士試験では、勉強そのものと同じくらい「どの予備校・通信講座を選ぶか」が大切です。
なんとなく選ぶのではなく、学習効率が高まる講座をしっかり比較・検討して選びましょう。
受講料も比較的高額なため、慎重に選んでいきましょう。
- 受講料は20万円前後が平均
- 分割払いで月額の負担を減らす
- 合格率の低い試験だからこそ合格率の実績が高い講座を選ぶ
司法書士試験は、毎年7月に一次試験が行われます。今から勉強を開始する方は来年の令和9年度の合格を目指すといいでしょう。
司法書士通信講座おすすめ8選
司法書士試験は最難関レベルの試験であり、教材を作成し、講座を開発するだけでも大きな労力がかかります。
そのため、ある程度しっかりした企業でなければ、合格を本気でサポートできる質の高い講座を作るのは難しいのが実情です。
数多くある司法書士試験の通信講座を比較する際に、受講料はもちろん重要ですが、運営会社のバックグラウンドにも注目するとよいでしょう。
特に、法律系分野に力を入れている予備校は、全体的にクオリティが高い傾向があります。
例えば、代表者が司法試験に合格しているか、法律分野を主軸に講座展開をしているかといった点は、講座の質を見極めるうえでの重要な判断材料です。
| 項目 | スタディング | アガルート |
|---|---|---|
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| プラン名 | スタンダード | 入門総合カリキュラム/フル |
| 受講料 | 89,100円 | 349,800円 |
| 特徴 | 勉強効率を高めた学習 10万円以下で受講できる | 値段は高いが各種割引制度あり 高い合格実績 |
スタディング

| プラン名 | スタンダード |
|---|---|
| 受講料 | 89,100円 |
スタディングは、スマホ学習を中心とした通信講座のパイオニア的存在です。
最大の特徴は受講料の安さです。他の講座と比べると半分以下の価格設定になっているものも多くあります。
司法書士講座についても、5万円以下で受講できるプランがあります。できるだけ費用を抑えたい方に向いています。
特に、金銭的に余裕のない大学生などにとっては利用しやすいでしょう。
また、スタディングの司法書士講座は一定の運営実績もあります。価格の安さだけでなく、講座としての信頼性も担保されています。
スマホ学習に特化したオンライン専門の講座
他の通信講座では、講師が教室で解説している様子をそのまま撮影した動画が多いですが、スタディングはそれとは異なります。
専用のスタジオで撮影された講義動画で、スライド形式の教材(図解や要点を整理した画面)を使いながら解説が進むため、とにかく分かりやすいのが特徴です。
図やイラストを使った説明が多く、理解に時間がかかりにくいため、学習の負担も軽くなります。
また、スマホでの学習を前提としているため、画面が小さくても見やすいよう、細かすぎる文字はあまり使われていません。
さらに、音声だけでも内容が理解できる構成になっています。スマホで再生しながら通勤中に歩いて学習することもできます。
スキマ時間を最大限に活かせる点は、スタディングならではの強みといえるでしょう。
他のテキストや問題集も併用する
スタディングは分かりやすい講座ですが、講座全体のボリュームはそれほど多くありません。
講義を視聴しただけでは、過去問集を解く際に理解が追いつかない部分が出てくることもあります。
また、テキストもすべてを噛み砕いて解説しているわけではないため、法律を初めて学ぶ方の場合、途中でつまずいてしまう可能性があります。
市販のテキストや過去問集を併用して、理解やアウトプット演習を補うのがおすすめです。
ただし、教材を追加するとその分費用はかかってしまいます。
そのため、まずはお試し受講を利用して、自分に合う講座かどうかを確認してから判断するとよいでしょう。
アガルート

| プラン名 | 入門総合カリキュラム/フル |
|---|---|
| 受講料 | 349,800円 |
アガルートは、さまざまな資格試験の講座を取り扱っている予備校です。代表者が弁護士であることから、法律関連の資格講座に人気と強みがあります。
司法書士の通信講座を選ぶのであれば、まず第一候補として検討したい講座といえるでしょう。
受講料はやや高めの部類に入ります。その分、学習内容や教材のクオリティは高く、安心して勉強に取り組めます。
動画講義・テキストの量は多め




他の講座と比べると、アガルートは動画講義の時間やテキスト量がやや多めです。
例えば、入門総合講義だけでも動画講義は約400時間あります。一通り視聴するだけでもなかなか大変です。テキストも分厚く、1周するにはそれなりの労力が必要です。
ただし、その分、合格に必要な知識を一通りインプットできる構成になっています。「アガルートの講座だけをしっかり勉強すれば合格を目指せる」という安心感があります。
また、動画講義は2倍速で視聴しても理解しやすく、テキストについても試験に出にくい部分は講師が教えてくれるため、実際の学習負担は見た目ほど重くありません。
効率よく学習できるので、無理なく、疲れにくいペースで勉強を続けやすいのが実際のところです。
高い合格実績と全額返金制度
有料受講生を対象に行われたアンケート調査では、受講生のうち28.6%が合格しているという結果が出ています。
司法書士試験の合格率は例年5%前後のため、これはかなり高い水準といえるでしょう。
さらに、合格者の中で一定の条件を満たした場合、受講料が全額返金される制度も用意されています。勉強に自信があり、本気で合格を目指したい方にとっては魅力的な制度です。
ただし注意点もあります。
途中で学習をやめてしまう方も一定数いるため、単純に「4人に1人が合格する」というわけではありません。
また、司法書士試験は2~3回受験して合格する人が多い試験でもあります。そのため、必ずしも全額返金制度を利用できるとは限りません。
全額返金は「必ずもらえるもの」と考えるのではなく、返金されたらラッキーくらいの気持ちで捉えておくのがよいでしょう。
伊藤塾

| プラン名 | 一括配信コース |
|---|---|
| 受講料 | 488,000円 |
司法試験対策でおなじみの伊藤塾。「法曹を目指すなら伊藤塾」と言われるほど高い知名度と実績を持つ予備校です。そのノウハウを活かした司法書士試験講座も、高い人気があります。
司法試験講座で培われた分かりやすい解説力と質の高いテキストにより、合格に近づける学習環境が整っています。
一方で、オンライン専門の通信講座と比べると受講料は高めです。50万円前後になるコースもあります。本気で短期合格を目指したい方向けの講座といえるでしょう。
なお、大学生向けに30万円台で受講できるキャンペーンが実施されることもあるため、該当する方は事前にチェックしておきましょう。
難関試験に合格するための勉強ノウハウを得られる
伊藤塾の大きな強みは、他の通信講座にはない、司法試験での圧倒的な実績です。
複雑で理解しにくい法律を、体系的に整理して学べる点においては非常に評価が高いです。
また、受講生がどこでつまずきやすいかを熟知しています。知識だけでなく、勉強の進め方や心構えまで学べます。
こうしたノウハウは司法書士試験対策にも活かされており、受験生にとっては心強いサポートといえます。
受講料に不安のない方であれば、まずは伊藤塾を検討するのがいいでしょう。
テキストも分かりやすく動画講義の質も高い
通信講座専門の予備校は、まだ歴史が浅いところも多く、教材開発という点では、長年の実績がある伊藤塾のテキストに定評があります。
多くの講師やスタッフが教材開発に関わっているため、さまざまな角度から検証されており、内容が整理されていて理解しやすいのが特徴です。
また、難解な部分については、文字だけでなくイラストや図解を使って視覚的に記憶しやすい工夫がされています。初めて学ぶ人も勉強しやすいでしょう。
動画講義については、オンライン専門講座ほど操作性が高いわけではありませんが、伊藤塾の通塾講座をそのまま動画で視聴できるため、質の高い講義を受けられます。
フォーサイト

| プラン名 | バリューセット |
|---|---|
| 受講料 | 107,800円 |
フォーサイトは、法律系の難関資格に定評のある通信講座です。
動画講義も用意されていますが、講義時間は比較的少なく、教材テキストを中心に学習を進めていくスタイルになります。
フォーサイトの教材テキストは、司法書士講座としては珍しくフルカラーで作られています。配色や図解、イラストを多く使うことで、理解しやすさを高めています。
視覚的に整理されているため、初学者でも内容を追いやすいのが特徴です。
また、フォーサイトは行政書士試験の講座で高い人気と実績があります。その流れで司法書士講座を受講する方も少なくありません。
他の通信講座と比べると、テキスト重視・インプット中心という点で、やや立ち位置が異なる講座といえるでしょう。
カラーテキストで勉強したい方におすすめ
司法書士試験や予備試験、司法試験といった難関法律資格のテキストは、色使いを抑えた無機質な教材がほとんどです。
大学の法学部で学んだことがある方であればイメージしやすいですが、大学の講義のレジュメに近い構成になっています。慣れていないと読みにくく、理解しづらいと感じることもあります。
一方、フォーサイトは、宅建や行政書士試験の教材でよく見られるようなフルカラーのテキストを採用しています。
配色や図解を活用することで、学習のハードルをやや下げ、分かりやすさを重視した構成になっているのが特徴です。
ただし、テキストの見やすさや好みには個人差があります。資料請求をして実際のテキストを確認してみるのがおすすめです。
LEC

| プラン名 | 新15ヵ月合格コース |
|---|---|
| 受講料 | 538,000円 |
資格試験予備校として高い知名度を誇る LEC。大学の生協などでも案内されているため、見かけたことがある方も多いでしょう。
LECは、通塾型予備校として長い歴史があります。伊藤塾やTACと並ぶ代表的な資格試験予備校です。
約50年前に司法試験の予備校としてスタートしており、法律系資格に強みがあります。
受講料は、一般的な通塾型予備校の中では平均的〜やや高めの水準です。そのため、予算にある程度余裕があり、本気で資格取得を目指したい方におすすめです。
人気教材を使用して学習できる
LECは教材開発に定評のある予備校です。代表的な教材として、テキストの「ブレイクスルー」、過去問題集の「合格ゾーン」があります。
どちらも解説が分かりやすく、網羅性が高いのが特徴。司法書士試験では「バイブル」ともいえる教材です。講座では、これらを使いながら学習を進めていきます。
通信講座専門の予備校にはない、テキストそのもののクオリティの高さもLECの強みです。
書店ではあまり見かけないため、Amazonなどでサンプルを試し読みしてから検討すると安心です。
信頼の合格実績
司法書士試験は合格者数自体が少ないため、合格率や合格者数を公表していない予備校が多いです。その中でLECは、実績が豊富であることから合格実績を公開しています。
実際の合格者と同じ講座を受講し「同じカリキュラムで学習していけば合格を目指せる」という心理的な安心感があるのが大きなメリットです。
司法書士試験の勉強では「この教材で本当に足りるのか」「勉強方法は間違っていないか」と不安になりがちです。
LECであれば、余計な不安を抱えずに、勉強そのものに集中できる環境が整っているといえるでしょう。
TAC

| プラン名 | 初学者向けコース |
|---|---|
| 受講料 | 495,000円 |
TACは、LECと同様に大学生協でよく見かける資格試験予備校です。
「TACとLEC、どちらを選ぶべきか」と悩む方も多いでしょう。どちらも長い歴史を持つ、実績ある予備校です。
TACはもともと税理士や公認会計士講座からスタートしています。司法書士講座は2009年に開講と、やや後発になります。
ただし、難関資格に合格させてきたノウハウは豊富です。受講生も多く、人気の高い講座です。
特に有名なのが、人気テキストの「オートマシステム」です。
暗記に頼らず、理解を重視した独自の学習法で、短期合格を目指せる点が特徴。覚えやすく、記憶にも残りやすい内容になっています。
書店でも見かけるため、気になる方は一度手に取ってみるとよいでしょう。
受講料は、もともと通塾型予備校ということもあり、決して安くはありません。
ただし、キャンペーンや割引が実施されることも多く、タイミング次第ではお得に受講できます。
クレアール

| プラン名 | 合格ルート1年スタンダードコース |
|---|---|
| 受講料 | 360,000円 |
クレアールは、公認会計士をはじめとする難関資格に力を入れている予備校です。
「非常識合格法」と呼ばれる独自の学習メソッドが特徴。最短での合格を目指すための講座が用意されています。
司法書士試験は出題範囲が非常に広く「不要な部分まで深入りしてしまう」「試験にあまり出ない箇所を重点的に勉強してしまう」といった落とし穴に陥りがちです。
クレアールでは、こうした遠回りを避けるために、合格に必要な知識を厳選し、効率よく学べるカリキュラムが組まれています。
独学で行き詰まってしまった方や、他の通信講座を受講したものの思うように成果が出なかった方が、乗り換え先として検討するのもよいでしょう。
東京法経学院

| プラン名 | 最短合格講座 |
|---|---|
| 受講料 | 346,500円 |
東京法経学院は、法律資格に特化した専門予備校です。
司法書士・行政書士・測量士・土地家屋調査士などの講座に特に力を入れています。司法書士資格をメインに扱っている数少ない老舗予備校です。
学習スタイルは基本的に通信講座が中心。自宅でコツコツ学習を進めていきます。一方で、答練や記述式の検討会などは通塾形式でも実施されます。実際の受験生と一緒に学べる機会があるのも特徴です。
ベテラン講師の指導のもと、1〜2年かけて合格を目指すカリキュラムが組まれています。合格実績も豊富で、受講生の合格率は平均を上回る水準です。
約20年近い歴史を持つ講座で、知名度・実績ともに高い予備校といえるでしょう。
司法書士通信講座の正しい選び方

数ある司法書士の予備校や通信講座の中から一つを選ぶのは、受講料も高額になりやすいため慎重になりますよね。
実際に、講座選びによって合否が左右されるケースも少なくありません。
だからこそ、しっかりと納得したうえで講座を選び、選んだ講座を信頼しながら長い学習期間を乗り越えていくことが大切です。
ここからは、司法書士試験に向けて後悔しないための、通信講座の正しい選び方のポイントを分かりやすくご紹介します。
合格率で選ぶ
司法書士試験の合格率は、毎年3〜5%程度と非常に低く、資格試験の中でも難関とされています。つまり、ほとんどの受験生が不合格になる試験だということです。
他の資格試験では、「全国平均の〇倍の合格率」といった実績をアピールする通信講座も多く見られます。
しかし、司法書士試験は合格者数そのものが少ないため、合格率の実績を公表できない通信講座も少なくありません。
そのため、予備校や通信講座を選ぶ際は、合格率の実績をきちんと開示しているかどうかが一つの判断基準になります。
たとえば、アガルートでは合格率の実績を公表しており、全国平均の約5.5倍という結果を出しています。
数字で実績を示している講座を選ぶことで、より安心して学習を進められるでしょう。
費用の安さだけで選ばない
司法書士試験は、試験科目が多く勉強範囲も広い試験です。教材のボリュームが大きく、受講料が高くなりやすい資格試験です。
講座によっては、50万円前後になることもあります。一方で、10万円を切る低価格の講座もあります。価格帯には大きな差があります。
ただし、価格の安さだけを基準に選ぶのはあまりおすすめできません。
司法書士試験は難関試験であり、わずかな理解の差が合否を分けることも多いためです。
安価な講座の場合、試験範囲を十分にカバーできていなかったり、過去問を解いている中で「知らない知識」が頻繁に出てきて不安を感じたりすることもあります。
そのため、講座を選ぶ際は、試験範囲をしっかり網羅している教材かどうかを重視しましょう。
なお、受講料が高めの講座でも、分割払いや月払いに対応しているケースが多く、工夫次第で月々の負担を抑えることができます。
無理のない支払い方法を選びながら、できるだけ質の高い講座を選ぶことが大切です。
通塾型予備校よりも学習効率の高い通信講座を選ぶ
かつて、資格試験の勉強といえば、人気講師が在籍する都心の教室に通い対面で学ぶスタイルが一般的でした。
しかし現在では、学習効率の高い通信講座が主流になりつつあります。
従来の対面型予備校も、オンライン受講に対応したコースも増えています。時代に合わせて変化しています。
さらに近年では、オンライン専門の通信講座も増えてきました。
通信講座には、対面型にはないメリットが多くあります。ここからは、その具体的なポイントを詳しくご紹介します。
通信講座は教室が不要のため、受講料を抑えやすい
通信講座の大きなメリットの一つは、受講料が安いことです。通塾型と比べると、費用が半分程度、場合によっては3分の1ほどになることもあります。
通塾型の予備校では、都心のビルに大きな教室を構えたり、設備を維持したりするため、どうしても運営コストが高くなります。
その分の費用が受講料に反映され、価格が高くなりがちです。
一方、通信講座は受講生が通う教室やビルを持ちません。こうしたコストを抑えることができます。
このような理由から、通信講座は受講料を抑えつつ講座を受講できるのです。
実力のある人気講師の講座を受けられる
かつては「あの校舎の講師は分かりやすいから、少し遠くても通う」という受講生も多くいました。それほど、講師の質は学習効果に大きく影響します。
通信講座では、基本的に限られた人数の講師が担当します。必然的に人気や実力のある講師が採用される傾向にあります。
中には、以前は有名予備校で教えていた講師が、通信講座で指導しているケースも多くあります。
そのため、場所に縛られることなく、質の高い講義を受けられる点が通信講座の大きな魅力です。
スマホで最適化された勉強方法
通信講座専門の予備校では、最初からスマホやパソコンで学習することを前提に、カリキュラムや教材が設計されています。
そのため、スマホでも無理なく学習できるよう最適化されているのが特徴です。
たとえば、電車内などのスキマ時間でも学習しやすいよう、ノートや参考書を広げなくても、動画を見るだけで内容が理解できるよう工夫されています。
一方で、通塾型予備校のオンライン講座の中には、対面授業をそのまま撮影しただけのものもあります。スマホでは見づらいケースも少なくありません。
通信講座の費用を抑える方法
講座の費用は、できるだけ安く抑えたいものですよね。
格安の通信講座もありますが「内容のクオリティが不安」と感じる方も少なくありません。
そのような場合は、各種割引制度を上手に活用することで、受講料を抑えながら人気講座を受講することもできます。
また、分割払いを選べば月々の支払い額を減らせます。無理のない負担で学習を続けやすくなるでしょう。
予備校の割引制度を活用する
各予備校や通信講座には、独自の割引制度が用意されています。
ただし、これらの割引は申し込み後には適用できないケースがほとんどです。事前に必ず確認しておきましょう。
例えば、アガルートでは複数種類の20%割引制度があります。
- 他校乗換割引
- 再受講割引
- ステップアップ割引
- 他資格者合格者割引
- 受験経験者割引
- 家族割引
受講料自体が高額のため、20%割引が適用されるだけでも割引額は決して小さくありません。
さらに、分割払いを選択すれば、月々の支払い負担を抑えることもできます。割引制度と支払い方法を上手に組み合わせることで、無理のない形で受講を始められるでしょう。
分割払いを活用する
司法書士講座は、どの予備校でも受講料が20万円前後します。社会人の方にとっては決して安い出費ではないでしょう。
できるだけ月々の支払いを抑えて負担を軽くする方法として、分割払いを活用するのがおすすめです。
ただし、分割払いは金利がかかり、総支払額が高くなりやすいため、注意が必要です。
たとえば、アガルートでは一定の条件を満たすことで金利0円の分割払いが利用できます。20〜30万円の講座であっても、月々の支払いを数万円程度に抑えられます。
塾の月謝と考えれば、特別に負担が重いわけでもなく、社会人でも月々捻出しやすい金額といえるでしょう。
一般教育訓練給付制度を利用する
一般教育訓練給付制度とは、一定の条件を満たした講座を受講・修了した場合に、受講料の一部が国から支給される制度です。
一部の司法書士講座も、この制度の対象となっています。
ただし、人気の通信講座であるアガルートやスタディングは、現在この制度の対象外です。
一方で、通学型の予備校として有名なTACやLECは対象講座となっています。ただ、これらの講座はオンライン専門の通信講座と比べると、受講料がやや高めに設定されています。
給付金と支払い総額のバランスを踏まえて、自分にとって本当にお得かどうかを検討しましょう。
先に行政書士試験を受ける
行政書士と司法書士は試験科目が重なっている部分が多くあります。司法書士試験の勉強を進めながら、行政書士試験の合格も同時に目指すことが可能です。
先に行政書士試験を受けておくことで、司法書士通信講座を安く受講することができます・
例えば、多くの通信講座では「Wライセンス割引」が用意されています。
先に行政書士講座を受講して合格し、その後に司法書士講座を申し込むことで、受講料の割引を受けられるケースがあります。
行政書士という資格を保険として取得しながら勉強を進められるなど、費用面・戦略面の両方でメリットの大きい方法です。



