司法試験・予備試験の通信講座おすすめ5選!合格を目指せる予備校は?

司法試験・予備試験の通信講座

司法試験および予備試験は、日本屈指の最難関資格試験といわれています。

合格までには3,000時間から8,000時間ほどの学習が必要であり、人生をかけて挑戦する価値のある試験です。

予備試験に合格すると、司法試験の受験資格を得ることができます。

近年は、予備試験合格者のうち9割前後が司法試験に合格しており、その難易度の高さがうかがえます。見方によっては司法試験以上に難しいともいわれています。

一方で司法試験は、法科大学院を修了して受験するルートもあります。自身の状況や戦略に応じて、どのルートで受験するのかを考えていきます。

いずれのルートであっても、独学での合格は非常に難しいのが実情です。

質の高い講義や教材を活用した学習が一般的です。講座の費用は、フルパッケージだと100万円近くかかります。

講座選びは学習効率に大きく影響します。そのため、講座や教材選びが合否を左右するといっても過言ではありません。ある意味、人生を左右する大きな決断になるでしょう。

だからこそ、内容やサポート体制、費用対効果をよく比較し、慎重に検討することが大切です。

目次

司法試験・予備試験の通信講座おすすめ5選

司法試験・予備試験の講座は、大手予備校を中心にいくつかの会社が扱っています。

ただし、合格実績は一部の有名講座に集中しています。基本的には知名度が高く、実績のある講座を選ぶと安心です。

中でも、今回ご紹介する5社は大手で実績もあり信頼性が高い講座です。

  1. スタディング
  2. アガルート
  3. 資格スクエア
  4. 伊藤塾
  5. LEC

各社の特徴や料金を比較しながら、自分に合う講座をじっくり検討していきましょう。

以下に、各講座の特徴をまとめましたので比較の参考にしてください。

予備校名スタディングアガルート資格スクエア伊藤塾LEC
スタディングのロゴアガルートアカデミーのロゴ資格スクエアのロゴ伊藤塾のロゴLECのロゴ
受講料のイメージ9万円~15万円50~100万円90万円100~150万円35~80万円
特徴格安通信講座近年人気の通信講座単科講座もあり圧倒的な合格実績通学タイプ

なお、令和8年の司法試験から、試験方式が大きく変更されます。

短答式・論文式のいずれも、法務省が用意したコンピュータを使って解答する「CBT方式」が導入される予定です。このCBT対策が実施される講座を選ぶようにしましょう。

スタディング(STUDYing)

スタディン(STUDYing)の司法試験・予備試験講座
受講料のイメージ9万円~15万円
特徴格安通信講座

スタディングは、通信講座に特化した予備校です。運営会社であるKIYOラーニング株式会社は、2020年に東証へ上場しています。

宅建や簿記など、比較的負担の軽い資格試験で高い人気を集めています。現在は司法試験・予備試験などの難関講座も展開しています。

他の大手予備校と比べて受講料がかなり安いのが特徴です。費用を抑えながら勉強したい学生や若手の社会人にとっては、利用しやすいでしょう。

安さ上のデメリットもあるので、注意しながら上手く活用していきましょう。

勉強の足がかりとなる格安の基本講座

スタディングの講座は10万円以下で受講できます。他の予備校が100万円前後であることを考えると10分の1以下の価格です。

コース名受講料
予備試験合格コース(基礎)89,100円
予備試験合格コース(総合)148,000円

教材の網羅性という点では、大手予備校の講座と比べるとやや物足りなさを感じる場合もありますが、試験の全体像をつかむには十分な内容です。

「司法試験や予備試験に挑戦してみたいが、いきなり100万円を支払うのは不安」「まだ本格的に覚悟が決まっていない」という方にとって、まずは勉強の足がかりとして活用しやすいでしょう。

論文式試験を強化できる単科講座

スタディングには、単科講座も用意されています。たとえば、論文対策講座や選択科目のみの講座などがあります。必要な分野だけをピンポイントで受講することもできます。

料金も3万円台からと格安で利用できます。すでに他の講座を受講している方で「論文試験だけあと少し点数が足りない」といった場合に、演習や学び直しのために活用することもできます。

スタディングの講義は動画学習に特化しています。単に予備校の講義を録画したものではなく、専用のスライドを活用し、理解しやすい構成になっています。

弱点科目や特定の論点を補強するために、補助的に活用する使い方もおすすめです。

アガルート

アガルート司法試験・予備試験講座
受講料のイメージ50~100万円
特徴近年人気の通信講座

アガルートは、難関資格に強みを持つオンライン専門の通信講座です。

司法試験合格者の代表が立ち上げたスクールです。司法試験・予備試験はまさに看板講座といえます。

従来の通学型の有名予備校に引けを取らない実績があり、近年は受講生も増加しています。

司法試験・予備試験対策の予備校として、選択肢の1番、2番に上がるのも珍しくありません。

実際に、予備試験の論文試験で1位合格者を輩出するなど、実力層からの支持も集めています。

また、令和7年司法試験の合格者1,581人のうち、有料受講生である618人がアガルート出身と公表されており、多くのシェアを占めていることが分かります。

もっとも、各予備校が公表する占有率は算出方法に違いもあります。あくまで参考情報として見るのがよいでしょう。いずれにしても、人気・実績ともに高い講座の一つであることは間違いありません。

2026年最新キャンペーン情報

2026年5月26日(火)まで、受験生応援セール5%OFFキャンペーンが開始されました。
条件によっては、最大50%OFFになる割引制度もあります。

それでは、人気の秘訣や具体的な特徴について、見ていきましょう。

網羅性が高く完成度の高いテキスト

アガルートの教材は、司法試験や予備試験に限らず、司法書士試験など他の難関資格でも共通して、分量が多いのが特徴です。

網羅性が高く、教材をしっかりとやり込めば、合格に必要な実力を身につけることができます。

特に司法試験は看板講座ということもあり、内容は丁寧に作り込まれています。

テキストは無駄を削ぎ落とした比較的シンプルな構成で、いわゆる淡白ともいえる書き方です。

そのため、1周目でテキストを読んだだけでは難しく感じるかもしれません。しかし、南洲かすると理解が深まり「無駄を削った合理的な教材」であることが実感できるでしょう。

まずは資料請求をして、実際のテキストを確認してみましょう。

受講料の目安は100万円

アガルートに限らず、司法試験・予備試験の講座は、いくつかのカリキュラムに分かれています。

主に「予備試験ルート」「法科大学院ルート」「司法試験」の3種類があります。その中でも短答式試験や論文試験に特化したコースに分かれています。

代表的なコースの受講料は下記のとおりです。

コース名受講料
予備試験最短合格カリキュラム(フル)1,180,000円
予備試験インプットカリキュラム568,000円
予備試験アウトプットカリキュラム508,000円
法科大学院入試・法曹コース最短合格カリキュラム(スタンダード)998,800円
司法試験インプットカリキュラム470,800円
司法試験アウトプットカリキュラム723,800円

予備試験の合格を目指すフルコースは、約110万円です。

一般的なフルパックの受講料は100万円前後です。アガルートの受講料は特別安いわけではありません。

100万円前後の出費は大学生や若手の社会人からすると、なかなか厳しいでしょう。そんな時に活用したいのが「分割払い」と「割引制度」です。

アガルートの教育クレジットローンでは、分割が最大10回まで手数料0円となります。出費を月10万円台に抑えられます。

また、5%~最大50%の割引制度があります。いくつか条件がありますので、申込前には必ずチェックしておきましょう。

資格スクエア

資格スクエアの司法試験・予備試験講座
受講料のイメージ約90万円
特徴科目別の単価講座もあり

資格スクエアは、学研グループが運営する法律系資格の予備校です。司法試験・行政書士・宅建・弁理士など、法律分野に特化した講座を展開しています。

フルパック講座の価格は約90万円であり、一般的な水準です。大手予備校と比べると合格者数は多くありませんが、有料受講生の合格率は高く、しっかり学習を進めれば合格を目指せます。

また、フルパックだけでなく単科講座も用意されています。たとえば、論文対策だけを他校と併用したい場合にも活用できます。価格は10万円台から受講可能です。

さらに、民法や刑法など科目ごとの対策講座もあり、こちらは4万円台から受講できます。苦手分野をピンポイントで強化したい方に向いています。

伊藤塾

伊藤塾の司法試験・予備試験講座
受講料のイメージ100~150万円
特徴圧倒的な合格実績

伊藤塾は、司法試験対策の定番ともいえる予備校です。1995年の開講以来、約30年にわたり多くの受験生を支えてきました。

実績は国内でもトップクラス。法学部出身の方であれば一度は名前を聞いたことがあるでしょう。

実際に伊藤塾出身の弁護士も多く、先輩の法曹に相談すると伊藤塾を勧められることもよくあります。

堅実で実績のある予備校を選びたい方にとっては、伊藤塾がおすすめです。

合格者に占める伊藤塾生の割合も高く、総合成績1位の合格者を輩出しています。2025年には、有料受講生のうち405名が予備試験に合格しています。

また、受講生同士の横のつながりやコミュニティもあります。特に大学生の場合、同じく司法試験・予備試験を目指す仲間が伊藤塾生であることも多く、情報交換や刺激を受けやすいでしょう。

伊藤塾ならではの強みや特徴についてみていきましょう。

豊富な合格体験記

司法試験や予備試験は、数年をかけて勉強を続ける長期戦です。そのため、どうしてもモチベーションが下がる時期が訪れます。

伊藤塾では、そうした受験生を支えるためのさまざまな取り組みが用意されています。

その一つが「合格体験記」です。WEB上でも多数公開されています。受講講座名や出身大学、年齢などを明らかにしたうえで、具体的な勉強方法などが紹介されています。

実際の合格者がどんな勉強をしていたのかを知ることで「合格者も苦労していた」と共感できたり、自分の学習の参考にしたりすることができます。

合格者数が多い伊藤塾だからこそ、こうした豊富な体験記が揃っている点は大きなメリットです。

受講料は150万円前後

伊藤塾は複数のコースに分かれています。初学者が短答式と論文式を一から対策できるフルコースは、おおよそ150万円前後です。

コース名受講料
合格プレミアムコース(本科生)1,496,000円
予備試験1年合格コース(伊関1年クラス)1,480,600円

さらに、学習管理サポートやゼミを追加すると、別途10万〜20万円ほどかかります。

予算に余裕がある方は、費用は高くなりますが、学習管理コーチングやマンツーマン指導を組み合わせるのがいいでしょう。

実際に学習を進めると、短答式試験には何とか合格できたものの、論文試験で壁にぶつかる方が多くいます。

そのため、論文試験対策に特化したコースだけを受講するケースも多くいます。

また、他の予備校で学習していたものの伸び悩みを感じ、論文対策講座のみを追加で受講して強化を図る方もいます。

LEC

LECの司法試験・予備試験講座
受講料のイメージ35~80万円
特徴通学タイプ

LECは1979年に司法試験対策の予備校としてスタート。約50年にわたる指導実績を持っています。司法試験・予備試験対策においては、伊藤塾と並ぶ有名校の一つです。

もともとは通学型の予備校でしたが、近年はスマートフォンやパソコンでのオンライン学習にも対応しています。また、DVD講座も用意されています。スマホやパソコンでの勉強に抵抗がある方でも安心して受講できます。

LECには、実力のある人気講師が多く在籍しています。さらに、単科講座が豊富で、たとえば改正民法のみに特化した講座があります。

フルパックコースはやや高額ですが、必要な講座だけを選んで受講する方もいます。

通学して勉強したい方はLECがおすすめ

LECはもともと通学型をメインとした予備校であり、現在でも教室での受講が可能です。大都市限定ですが、下記の校舎で受講できます。

  • 渋谷駅前本校(田中クラス)
  • 池袋本校(森クラス)
  • 梅田駅前本校(赤木クラス)
  • 名古屋駅前本校(柴田クラス)

オンライン学習が主流となった今でも、通学型には多くのメリットがあります。

特に、同じ目標を持つ受験生と一緒に学べるため、モチベーションを維持しやすく、学習を継続しやすいでしょう。

また、ZoomやWEB講義にも対応しているため、通学できない日があってもオンラインで勉強を補えます。

以前のように「一度休むと講義についていけなくなる」といった不安も少なく、オンラインとオフラインそれぞれの良さを取り入れながら学習を進められます。

受講料はプランによって大きく異なる

LECの総合コースはおおむね100万円以下で受講できます。

コース名受講料
予備試験1年スマート合格コース783,300円
予備試験対策フルコース577,500円
予備試験論文対策コース364,100円

通信講座専門の予備校と異なり、昔からある大手予備校はコースやプランの種類が非常に豊富です。そのため、どのコースを選べばよいのか迷ってしまいます。

たとえば、総合コースのほかにも、未経験者向けや学習経験者向け、1年コース・2年コースなど、さまざまなプランが用意されています。

WEBサイトだけでは違いが分かりにくい部分もあるため、資料請求をして内容を比較しながら検討するのがおすすめです。

司法試験・予備試験の通信講座を選ぶ際のポイント

講座選びは、合否を左右することもあります。司法試験・予備試験の受験勉強を始めるのは人生でも数少ない大きな決断です。

だからこそ、勉強に取り組むのと同じくらい、通信講座選びも慎重に検討することが大切です。

選ぶ際のポイントは主に3つあります。

  • 自分の実力を正しく把握すること
  • 合格実績の安定している講座を選ぶこと
  • 経済的に無理のない受講料であること

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

自分の法律知識のレベルを確認する

まずは、自分の法律知識がどの程度あるのかを正確に把握しましょう。

たとえば、法学部を卒業しているかどうか、宅建や行政書士試験など他の法律系試験を受験した経験があるかどうかは重要です。

また、法律の専門知識がなくても、難関大学に在籍・出身であるなど、学習経験や基礎学力によっても選ぶべき講座は変わってきます。

もし法律をまったく勉強したことがなく、基礎的な学習経験にも不安がある場合は、いきなり司法試験や予備試験を目指すのではなく、他の法律試験から挑戦するといいでしょう。

一方で、ある程度の学習経験や自信がある方は、未経験者向けコースや学習経験者向けコースなど、自分のレベルに合った講座を選んでいきます。

実力を過信しないことが大切

難関大学出身の方に多いのが、自分の学力を過信してしまうケースです。無理に学習経験者コースを選んだり、独学で進めたりすることもあります。

しかし、司法試験や予備試験は最難関試験です。難関大学出身であっても、合格まで学習を継続することは決して簡単ではありません。

過信せずに、謙虚な姿勢で丁寧に学習計画を立てることが大切です。無理をせず、未経験者向けコースや初学者向けコースから着実に取り組むのがいいでしょう。

講座の合格実績をチェック

合格実績の豊富な予備校や通信講座であれば、教材の質や学習の進め方は一定の水準が担保されています。しっかりと取り組めば、合格を目指せる環境が整っているといえます。

「この講座をやり切れば合格できる」と信じて学習を進められるため、大きな安心材料になります。

司法試験や予備試験では、合格実績が安定している講座を選ぶことが重要です。

下記の3社は、長い歴史と安定した合格実績を持つ代表的な予備校です。

  1. アガルート
  2. 伊藤塾
  3. LEC

なお、「合格占有率が高い」「総合成績1位を輩出した」といった実績は、あくまで参考情報として見るのがよいでしょう。

最終的に大切なのは、自分に合った環境で継続できるかどうかです。

受講料は無理のない範囲で検討する

受講料は通信講座選びで最も重要です。司法試験や予備試験は、大学生や若手の社会人が受験するケースが多く、100万円前後の費用は高額です。

金額によっては、生活に影響が出るため、経済状況を踏まえて慎重に検討しなければなりません。受講料は無理のない範囲内に収めましょう。

受講料の安い講座や、各種割引制度・分割制度を利用するのがおすすめです。

たとえば、アガルートでは分割払い(10回まで手数料無料)といった制度があります。また、スタディングのように10万円以下で全体像を学べる講座もあります。

経済的に余裕のある社会人の方であれば、合格可能性を高めるために少し高めの講座に投資するのもいいでしょう。

司法試験・予備試験の通信講座に関するよくある質問

司法試験や予備校選びでは、勉強を始める前の情報収集が、他の試験以上に重要です。気になることはできるだけ早めに解消しておきましょう。

法律知識がゼロでも講義についていけるの?

法律知識がゼロでも十分に講義についていけます。

法学部出身でないと法律の勉強は難しいとイメージするかもしれません。しかし、法学部の授業は司法試験レベルまで深く学ぶわけではないため、4年間勉強していても大きなアドバンテージになるとは限りません。

通信講座では、法律を初めて学ぶ人でも理解できるように、法律の全体像や身近な具体例を交えながら丁寧に解説してくれます。

そのため、初学者の方でも過度に心配する必要はありません。

勉強はいつから始めるのが良いですか?

司法試験や予備試験は、やってみようと思い立ったときに勉強を始めるのがおすすめです。

試験は基本的に、1年でも早く合格するほうが経済的です。法曹を目指そうというモチベーションが高いうちにスタートすれば、勉強も継続しやすくなります。

合格に必要な知識を短期間で身につけるのは簡単ではありません。数年かけて勉強を続けることになります。だからこそ、1日でも早く始めることが大切です。

とはいえ、最初からいきなりフルコースの講座を受講する必要はありません。

初学者であれば、まずは市販の民法のテキストを読んでみるなど、法律に触れるところから始めるのもよいでしょう。

すでに本気で法曹を目指すと決めている方は、早い段階で講座を活用し、効率的に勉強を進めていきましょう。

合格に必要な勉強時間はどれくらい?

一般的に、合格までの学習時間は3,000時間から8,000時間程度といわれています。

一度で合格できれば2,000時間ほどで足りる場合もありますが、3回、5回と受験を重ねると、総学習時間が8,000時間近くになることもあるでしょう。総勉強期間は人によって大きく異なるため、あくまで目安として考えましょう。

予備試験の場合は、おおよそ3年程度の学習期間を想定しておくとよいでしょう。

重要なのは、単純な時間の長さよりも、どれだけ効率的で密度の高い学習ができるかどうかです。

独学と予備校・通信講座はどっちがいいの?

司法試験・予備試験は、独学で合格できないわけではありません。実際に、学術書などを使って学習して合格に至る方もいます。

しかし、試験の難易度が非常に高く、出題範囲も広いため、基本的には予備校や通信講座を活用するほうがよいでしょう。

限られた時間の中で合格を目指すには、体系的に整理された講義や教材を使い、無駄なく勉強を進めなければなりません。

独学の場合、理解に時間がかかったり、遠回りをしてしまったりする可能性もあります。

費用は決して安くありませんが、必要経費と割り切って将来への投資と考えましょう。

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